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【保環研】感染症情報(患者発生情報・病原体検出状況:新潟県)
【週報の概要】 令和6年第19週(令和6年5月6日~令和6年5月12日)
全数報告対象疾患
定点把握対象疾患
1位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(5.44):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(17.60)、村上(9.50)、上越(8.20)です。
2位 感染性胃腸炎(3.85):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、上越(9.20)、新潟市(5.31)、新発田(5.25)です。
3位 新型コロナウイルス感染症(3.55):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、南魚沼(7.33)、十日町(6.33)、新津(5.00)です。
全県に警報を発令している疾病:
○咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
○咽頭結膜熱(警報基準3):三条
○A群溶結性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):新発田、三条、村上、上越
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により、感染症の流行状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆基本的な感染対策をお願いします。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。(別紙1参照)
○定点あたりの報告数が全県で1.76 と前週の1.04 に比べ増加しました。国の示す終息基準
(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
○アルコール消毒が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットとい
った基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆腸管出血性大腸菌感染症の届出がありました。(別紙2参照)
別紙2 EHEC(腸管出血性大腸菌) [PDFファイル/69KB]
◆梅毒の届出がありました。(別紙3参照)
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
感染症発生動向調査に基づき、医療機関から提供された検体について病原体検出を行った結果を
掲載しています。
病原体検出状況(2019年~2023年9月) [PDFファイル/166KB]
対象疾病一覧
届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧下さい。
厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>
国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>
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